皆さんは普段はスローラインの右側に立ちますか?左側に立ちますか?
ターゲットに対して真っ直ぐ立ち、真っ直ぐ投げる
ダーツの基本ですが、人によってその「真っ直ぐ」の捉え方は様々です
トッププロの選手もスローラインの中心付近に立つ選手も入れば、極端に右に立ったり左に立ったりする選手もいますよね
筆者も立ち位置というのは常日頃から研究しており、頻繁に立ち位置を変えては結局元の位置に戻るというのを繰り返しています
そこで今回はスローラインの右側に立った時の感覚と左側に立った時に感じたことを書いていきます
なお、これはあくまでも筆者の感覚から書いているのでこの記事が全ての人に当てはまるとは限りません
そこはご了承ください
※. この記事は右利きの人を基準に書いてます。
左利きの方は書いてあることを左右反転させて読んでもらえばと思います。
なお、筆者は左利きの為自分のいつもの投げ方を左右反転を判定させて書いてますw
また、本記事のyoutubeバージョンもあります。
youtubeでは動画ベースということでキャラの掛け合いを入れつつ誰でも分かりやすく理解できるように編集していますので、もしよろしければそちらもご覧いただければ嬉しいです。
立ち位置とスキャプラプレーンの関係
立ち位置によって影響する箇所は大きく下記だと感じます
狙い、スタンス、身体の開き、リリース時に主となる指
ここで大きく違うのは身体の開きです
まずは真っ直ぐ投げるというとこういうのを想像するかと思います
しかし、一部例外の方を除いて多くの方はこう構えてます
ここで違うのは背中のラインと腕の角度です
試しにフォーム1の形で構えようと思うとかなり胸を張り、肩甲骨を後ろにしないといけず、肩周りがかなり窮屈だと感じるかと思います
これは人間の構造として、肩甲骨が前に迫り出すようについている為です
フォーム2の方は肩甲骨のついている角度をそのままに腕を伸ばした形になります
この角度が大体30~45度ぐらいを維持することで肩甲骨へ負担をかけずに、腕や末端の指を動かしやすくなります
この角度スキャプラプレーンと呼びます
このスキャプラプレーンの話を踏まえて以降の内容を読んでいただければと思います
左に立つ場合
スキャプラプレーンの角度を維持したまま腕をターゲットの延長線上に持ってくるとスローラインの左側に立つことになります
ボードの左側に立つ選手
Japanだと有原竜太選手、小野恵太選手、ファウルクスエドワード選手等です
ちなみに筆者も左側に立ちます
利点としては腕を倒した先がそのままターゲットになること
真っ直ぐリリース出来ればそのまま腕の振りだけでターゲットに入れる事ができます
リリースとしては人差し指が残る形になるので右回転しやすいです
人差し指、中指を上手く退けないと引っ掛けてしまうので抜けについては調子や技術に左右されます
また、親指が残りにくいので親指での力の加え方には工夫がいります
グリップとしては抜けを意識し浅めのグリップが合うかと思います
スタンスとしてはオープン気味の方が合うかと思いますが、クローズ気味にしてダーツの軌道と目線を合わせるパターンもあります
また、更に左に立つことで腕のラインと目線のギャップを無くすパターンもあります
右に立つ場合
スローラインの右側に立つ場合は目線とダーツの軌道を合わせるためにクローズ気味に立つ選手が多いです
ボードの右側に立つ選手
Japanだと浅田斉吾選手、柴田豊和選手、坂口優希恵選手等です
リリースとしては親指方向にダーツが抜けていくので人差し指や中指にダーツが引っかかりにくく抜けが良いです
また、親指に最後までバレルが残るので左回転になりやすいです
親指にカットがよくかかるので力が伝えやすく飛びも鋭くなりますね
投げた後のダーツが視界に入ってくるように見えるので自身の飛びを目で追いやすいです
ただ、ターゲットに対してダーツが若干斜めに入っていく形になるのでリリースのタイミングがズレてくると横ズレしやすくなります
とにかく抜けが良く深いグリップでもしっかり抜けてくれますので深いグリップと相性がいいかと思います
クローズ気味のスタンスが多いと書きましたが、オープン気味立ち、目線に対してダーツの軌道をねじ込んでいくパターンもあります
真ん中に立つ場合
真ん中付近に立つ人は上で書いた右に立つ投げ方と左に立つ投げ方の中間ですね
Japanだと村松治樹選手、山田勇樹選手、後藤智弥選手等です
ターゲットに対してかかとを合わせるならクローズ気味のスタンス、つま先を合わせるならオープン気味のスタンスが良いかと思います
自分に合った立ち位置の見つけ方
ここまでそれぞれの立ち位置についてのメリット、デメリットについて紹介しました
自分に合った立ち位置の見つけ方は大きく2通りあるかと思います
ひとつめは「狙ったターゲットに1番入る位置に立つ」方法です
書いてある通りですが、入っているということは自身の身体の動きと狙いが合っていると言うことなので、それを続けて精度が上がってくれば必ず上手くなります
ちなみに筆者はこのタイプです
ふたつめは「自身の理想とする飛びや弱点に合わせて立ち位置を探す」方法です
筆者自身ボードの左側に立ちますが、親指の力の伝え方に不安があり、調子が悪い日は全く力を伝えられないという悩みをずっと抱えてます
そこで立ち位置を右側に変えて親指が良くバレルに残るようにしてた時期もあります
結局上手く狙うことが出来なかったので左側に立つように戻るのですが
立ち位置を変えることで自身の弱点を克服し、急に上手くなることもあるので自分のダーツに行き詰まってる人は立ち位置を変えてみるという選択肢もありかとおもいます
結局どっちが良いか分からないという方はボードの真ん中付近に立つことから始めて、そこから自身の課題や投げ感に合わせて徐々に左右に調整すると良いかと思います
コメント